やっとインセプション観た。トイストーリー3と借り暮らしのアリエッティも早く観ないと。
以下感想。
全体のトーンが落ち着いていて心地よく、夢の中の割にはどのシーンもおさえのきいた物が多い。派手すぎず、怖すぎず、難解すぎず...。
エロい要素が無いのも夢だからだろうか?現実ではエロい夢はほとんど見れないか見れたとしても刺激が強すぎてすぐ起きてしまう場合が多いし。
もっと欲望むき出しな人物がいてもおかしくないのにコブ以外は感情を自制できている。一応プロの集団だなと。Limboに落ちる可能性が出た時点でチームワークが崩れるとおもったけどそんな事もなかったし。
それぞれの役割を設計士とか調合師とか呼ぶのがくそカッコいい。設計士のアドリアネはカナダのドラマにでてた時は短髪でボーイッシュなイメージだったのでロングがめちゃ可愛いなぁと。「スーツ姿でお団子ヘア」も最高で、これを見れるだけでもこの映画を観る価値がある。監督のセンスに脱帽。
映画を観た後におもったのが、そういえば映画公開と同時期にXbox Liveで配信されたアクションゲームLIMBOとすこし似ているなーと。XBOX公式サイトの説明によると
運命に逆らい、妹を探して少年は LIMBO の世界に足を踏み入れる…。まずインセプションは終盤、サイトーを助けにコブがLimboの階層に潜り、老いたサイトーに約束を思い出させLimboと夢の世界から帰還する。が帰還したと思われる世界が現実なのかは明示されず、コブは振り返る子供たちの笑顔を直視することで(たとえ夢だとしてもその)現実を受け入れる。
アクションゲームLIMBOは森のステージから始まり、工場のような場所にすすみ最後に空間を破るような演出(スローになりインセプションのキックに似ている。こじつけだけど)になり最初の森のステージに行き着く。
そこで妹と再会するが、死んだ妹に兄が会いにきたのか、死んだ兄が生きている妹のもとへたどり着いたのかが曖昧なまま(どっちの運命に逆らってきたのか曖昧なまま)暗転し、そのままゲームのタイトルにもどる。しかしタイトル画面は二人が再会した場所にハエがたかっている。二人の死体があるともとれるように。
いや、「彼らはちゃんと現実に戻れたのかわからん」ぐらいしか似てないけど同時期に同じLimboの概念(世界)が描かれているのは面白い。両作品とも、多くを語らないのがいい。観賞後、プレイ後に結末の解釈を考えさせられるのは楽しい。あまり深読みしてもしょうがないものだけど。
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